在宅医療とは ふじみ野中央クリニックはふじみ野市、川越市、富士見市、狭山市の在宅医療・訪問診療を中心に内科、アレルギー科を診療しております

内科(総合・循環器・呼吸器) アレルギー科 訪問診療(在宅診療支援診療所)

〒354-0035 埼玉県富士見市ふじみ野西1-18-1

TEL : 049-256-5500

診療時間 9:00-13:00 / 15:00-18:00

休診日 水曜日・日曜日・祝日

在宅医療とは homecare

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在宅医療について

医療にはその診療サービスを受ける場所によって

  • 外来医療:病院や診療所といった医療機関へ出向いて受診する
  • 入院医療:医療機関へ入院して治療、療養を行う
  • 在宅医療:医師がご自宅を訪問して、自宅で受診する
の3つに分けられます。

かつては、医師がご自宅を往診することは珍しいことではありませんでした。その当時、終末期にはご自宅で看取られるケースが80%以上でした。 しかし近年では、医療機器の発達と高度化により、外来医療を受け病状が進行すると入院医療へと移行して治療することが一般的となっております。このため、高齢者様の終末期も入院してお看取りとなるケースが80%と逆転してしまっています。

ところが、多くの方が希望するのは住み慣れた自宅での終末であり、約半数の方が「自宅で最期を迎えたい」と考えています。病院での終末を望む方は、30%以下の少数となっています。

この希望と現実とのギャップ、「自宅でのお看取り」の希望が叶わない理由の一つとなっているのが、「在宅の看取り」を手掛ける病院や診療所が少ないということです。この在宅医療を行っているのは、全医療機関の5%にも満たない数(厚生労働省「医療施設調査」より)なのです。

このため政府も動き始めており、新しい在宅医療という制度が整備され、再びご自宅でレベルの高い医療を受けることが可能になってきています。

往診と訪問診療の違い

「往診」も「訪問診療」も、外来通院が困難な患者様に対して医師がご自宅等を訪問して診療を行う点では同じです。以前は、このどちらも〝往診〟と区別なく呼ばれていました。 近年になり、この在宅医療が「往診」と「訪問診療」という形に分けられます。

往診:容態の急変で患者様やご家族様の求めに応じて緊急(不定期)で訪問し診療を行う ことです。

訪問診療:患者様やご家族様と相談の上、あらかじめ診療計画を立てて定期的(2週間に1回等) に訪問し、診療を行うことです。以前は「定期往診」とも呼ばれていました。

在宅医療の特徴

在宅医療には、医師が訪問して診察を行う「往診」「訪問診療」の他、看護師が訪問してケアを行う「訪問看護」、理学療法士や作業療法士が訪問して行う「訪問リハビリテーション」、薬剤師が訪問して行う「薬剤服薬指導」などが含まれます。

入院医療では、病気を治す治療に集中します。このため、看護師等の手厚い日常ケアが受けられますが、生活においては消灯時間や行動・食事などの制限を伴います。

    対する在宅医療では、
  • 住み慣れた住環境で、気心の知れたご家族様が身近にいることで気が休まり、治療に専念ができます。
  • テレビを見る時間もペットと過ごすことも自由です、このため病状も安定することがあります。
  • 食事は馴染んだご家庭の味であることから、食欲にも良い影響を与えます。
  • 経済的には入院医療よりご負担が軽減されます。
  • 一人の診察に時間がかけられます。

上記のような利点があるわけですが、中でも「訪問診療」は計画的に時間を割り振っていることから、時間をかけてご本人様やご家族様と治療計画を話し合うことが可能です。これが外来医療では、お待になっている患者様が大勢いらっしゃることから、十分な時間をかけて話し合うことが難しい事があります。

ただ在宅医療の場合、ご家族様の御協力が必要になります。

  • 食事や服薬管理はご家族が行わなければなりません。
  • 入院医療は、緊急時には医師や看護師、機材もありますので、即応ができますが、在宅医療では迅速な対応、処置は難しい場合があります。

このようなご家族様の御負担や緊急対応能力を少しでも改善するため、「医師」「歯科医師」「看護師」「理学療法士・作業療法士」「薬剤師」「ケアマネジャー」「介護福祉士」「介護ヘルパー」等の様々な専門職がチームとして連携、患者様やご家族様と同じ目的に向かい、患者様が少しでも自分らしく幸せな療養生活を送るために協力体制を作り上げていきます。

外来受診との併用

また、一度在宅医療を始めますと外来医療には通院ができなくなると思われている方がいらっしゃいますが、そのようなことはありません。

ご希望があれば、日常の全身および疾患管理は定期的な訪問診療で行い、専門的または高度な検査などは6か月に1回のように病院の外来で実施するような併用診療は可能です。
この場合には、病院の担当先生などへ日頃の医療情報提供を行うことで、より的確な治療を行うことが可能になります。

訪問診療のご利用で、これまでは月に1回の病院受診で定時の処方を受けるためにご家族様が時間を割いての同行、介護タクシー等を利用して通院していた負担が軽減されます。

入院医療との連携

在宅医療では、入院医療に比べてご家族様にある程度の負担がかかります。このためご家族の介護を一時的にお休みするための仕組み、「レスパイト入院」というものがあります。

また、病状の急変時には入院して治療をした方がよい場合があります。その場合は医師とご家族様で、ご相談をさせていただきます。ご家族様のお気持ちやご希望、これまでの病状の推移などを総合的に判断しながら、入院治療を行うか在宅治療で対応するかご相談させて頂きます。

また、入院をした場合でも在宅医療での受け入れがありますので、集中的に治療を行い最短の入院日数で退院し後は在宅医療で管理するというシステムが構築できます。

「訪問診療」とは、患者様お一人ひとりに合わせて適切な治療方法を選択し、オーダーメイドで組み立てる医療でもあります。

例えば、同じ疾患で同じお薬を服用していたとしましても、患者様によっては拒薬があったり、またご家族の手間を減らすなど、効果を維持しながらいかにして薬剤の投与回数を減らすかなどを考えなければならない場合があります。

このように、一人ひとりに適した治療法を提示しながら、患者様本人とご家族様に選んでいただくことが可能であることが、在宅医療です。

在宅医療をご検討される場合には、お気軽にふじみ野中央クリニックにご相談ください。

ふじみ野中央クリニック 概要

院長
佐藤勝輝 京都大学 博士(医学)
非常勤医
6名
看護師
7名
標榜科
内科(総合、糖尿病、循環器、呼吸器)
アレルギー科、訪問診療
資格
総合内科専門医・アレルギー専門医
身体障害者指定医(肢体不自由)
住所
〒354-0035 埼玉県富士見市ふじみ野西1-18-1
電話
049-256-5500

診療時間

診療時間 日祝
9:00 ~13:00
15:00 ~18:00

※外来休診日 水曜日、日曜日、祝日

医療法人社団凰和会について

このホームページは医療法人社団 凰和会 (埼玉県ふじみ野市・川越市、神奈川県横浜市を中心に外来診療、在宅医療を行なっている医療法人です)が管理運営を行なっております。

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